Windows 2000 オペレーティングシステムがより強化された Windows XP には、 一般ユーザー用の Windows XP Home Edition
およびビジネス用の Windows XP Professional があります。 このマニュアルで述べる特徴は両方のエディションで利用可能ですが、 Professional
バージョンはビジネス環境に対応しており、ビジネス環境において重要となる生産性、セキュリティ、ネットワーキング、および管理機能がより充実しています。
一般ユーザーの方には、Windows XP は Windows 2000/Windows NT® オペレーティングシステムで固有に備わっていた安定性とセキュリティを一層高めて提供します。
ノートブックコンピュータへのサポートも向上しています。 Windows XP の主な新しい機能には、以下のものがあります。
改良されたデスクトップとユーザーインタフェース
ファイルと設定の転送ウィザード
アプリケーションプログラムの互換性の強化
システムの復元
ユーザーの簡易切り替え*
拡張された家庭用および小企業用ネットワーク機能*
インターネット常時接続用パーソナルファイアウォール*
*家庭用および小企業用の機能
ヘルプとサポートセンター
ヘルプとサポートセンターは、Microsoft Windows Millennium Edition (Me) で導入された、以前のオペレーティングシステムの
Windows ヘルプに代わるものです。 ヘルプとサポートセンターでは、コンピュータおよび搭載されているハードウェアデバイスとインストールされたソフトウェアの使用、設定、およびトラブルシューティングの情報提供と支援をする統合リソースセンターを提供しています。
Windows XP の場合、ヘルプとサポートセンターはフルテキスト検索を含む充実した検索機能、およびハードドライブ上のファイルに加えて複数のリモートサイトでの検索機能を備えています。
プリントコマンドを 1 回使用するだけで、章全体のヘルプの内容を印刷できます。
Windows XP では、ユーザーインタフェースは新しいスタイルになり、すっきりしたデスクトップと組み込みのデスクトップクリーンアップ機能が提供されています。
Windows XP では、コントロールパネル などでウィンドウレイアウトも変更され、タスクがわかりやすくなっています。 スタート
メニューも新しくなりました。 新しい スタート メニューの左側には、よく使われるアイコンが含まれています。 コンピュータを使っていくと、この領域のアイコンが変わり、ご使用パターンに基づいて配置されます。
アイコンの 1 つを常に所定の位置に置きたい場合、そのアイコンを右クリックして、[スタート] メニューにアイコンを追加 をクリックします。
Windows XP が削除したデスクトップアイコンにアクセスするには、スタート ボタンをクリックして、Dell Solution
Center をクリックします。
タスクバーのグループ化
Windows タスクバーは通常画面の下部に位置し、ボタンが一列に並んでいます。 タスクバーには、スタート メニューボタンや各アプリケーションを開くボタンがあります、(タスクバーにはクイック起動アイコンと通知領域もあります。)
Windows XP は、タスクバーの同じアプリケーションの複数のインスタンスをグループ化します。 たとえば、Internet Explorer のインスタンスが
6 つ開いていて、それぞれがタスクバーにボタンを表示している場合、Windows XP はタスクバーのボタンをグループにします。 タスクバーのスペースがなくなってきたら、Windows
XP はすべての Internet Explorer ボタンを 1 つのボタンにまとめます。 ボタンをクリックすると、Internet Explorer
の 6 つのアクティブなセッションのメニューに広がります。
ファイルと設定の転送ウィザードは、個人的なファイルと設定をコンピュータ間で移動するのに使用します (たとえば、新しいコンピュータに買い換えた場合など)。
個人ファイルには、コンピュータ上の文書、イメージ、表計算、プレゼンテーション、E メールメッセージなどが含まれます。 ユーザー設定には、コンピュータのディスプレイのプロパティ、ウィンドウのサイズ、ツールバーの設定、ダイヤルアップ接続、インターネットのブックマークなどが含まれます。
ファイルと設定の転送ウィザードは、元の (古い) コンピュータ上で実行してデータを集め、移行先 (新しい) コンピュータでもう一度実行してデータをインポートします。
古いコンピュータが以前のオペレーティングシステムを使用している場合、ウィザードは Windows XP CD、または新しい Windows XP コンピュータで作成したディスケットから起動できます。
新しいコンピュータにネットワークまたは直接シリアル接続を介してデータを移行するか、フロッピーディスク、Zip ディスク、または書き込み可能な CD などのリムーバブルメディアに保存します。
ファイルと設定の転送ウィザードを使用するには、次の手順を実行します。
新しい Windows XP コンピュータで、スタート ボタンをクリックし、すべてのプログラム
→ アクセサリ → システムツール とポイントして、ファイルと設定の転送ウィザード をクリックします。
Windows XP は広範囲なアプリケーションプログラムやハードウェアデバイスに対応するよう設計されていますが、古いプログラムやデバイスの中には使用できないものもあります。
www.microsoft.com/japan の Microsoft ウェブサイトで、アプリケーションプログラムとハードウェアデバイスについての互換性情報をお読みください。
新しいソフトウェアやデバイスをご購入になる際は、Windows XP 対応のラベルがあるか確認してください。 以前の Windows オペレーティングシステム用に設計されているアプリケーションプログラムを使用していて問題が発生した場合、Windows
XP が互換性モード機能を提供します (「プログラム互換性ウィザード」 を参照)。 以前の
Windows オペレーティングシステムで動作するよう設計されているアプリケーションプログラムやハードウェアデバイスのインストールがうまくいかなかった場合、Windows
XP についての情報やアップデートについては、製品の製造元にお問い合わせください。
Windows XP には、Windows 用アプリケーションプログラムを使うと以前のオペレーティングシステムで発生することのあった問題を解決する新しいテクノロジも含まれています。
これらのアプリケーションプログラムはインストール時に、特定の Windows ファイルの現在のバージョンを古いバージョンに置き換えます。 このことが原因で、置き換えられたファイルに依存する新しいアプリケーションプログラムに問題が発生することがあります。
オペレーティングシステムの安定性の問題を解消し、改善するために、Windows XP は複数のバージョンのファイルを管理して、プログラムに必要な正しいバージョンを使用します。
Windows XP では、古いアプリケーションプログラムを実行しようとするときに発生する可能性のある問題のうちのいくつかを解決する、プログラム互換性機能が提供されています。
プログラム互換性ウィザードを使って、Windows 95、Windows 98/Me、Windows NT 4.0 Service Pack 5、または
Windows 2000 に近い環境でプログラムを実行するよう設定することができます。
Windows XP デバイスドライバのロールバックは、デバイスドライバを以前にインストールしたバージョンと置き換えることができます。 新しいデバイスドライバをインストールしたらシステムが不安定になった場合、ドライバのロールバックを使って以前のドライバを再インストールします。
ドライバのロールバックが以前のドライバを再インストールできない場合、システムの復元を使ってオペレーティングシステムを新しいデバイスドライバがインストールされる前の状態に戻します。
メモ: ユーザーの簡易切り替えは、Home
および Professional エディションの両方のデフォルトユーザー画面ですが、Windows XP Professional ではコンピュータがコンピュータドメインのメンバーである場合、無効になっています。
Microsoft Windows XP には、1 台のコンピュータに複数のユーザーがアクセスできる新しい機能が含まれています。 Home および Professional
エディションの両方で利用可能なユーザーの簡易切り替えを使って、以前のユーザーがログオフしなくても、ユーザーはデスクトップや各種アプリケーションを含む自分の設定でそのコンピュータにアクセスすることができます。
新しいユーザーは、ログオンしてから元のユーザーのセッションを自分のセッションに切り替えます。 新しいユーザーは、デスクトップとアプリケーションを元のユーザーを干渉することなく実行できます。
元のユーザーが戻ったとき、そのユーザーはデスクトップとアプリケーションを元の設定に戻すことができます。 個々のユーザーがコンピュータからログオフしなくても、以上のことが実行できます。
ユーザーの簡易切り替えを実行すると、元のユーザーは以前の Microsoft オペレーティングシステムでおこなわれていたのと異なり、コンピュータからログオフされません。
Windows XP では、ユーザーのログオンはアクティブのまま残りますが、新しいユーザーと置き換わります。 ユーザーはログイン ID 間を自由に切り替えることができます。
ネットワークセットアップウィザードには、家庭または小企業のコンピュータ間でファイル、プリンタ、またはインターネット接続などのリソースの共有処理を説明するチェックリストと手順が含まれています。
Windows XP では、Microsoft は家庭用または小企業用ネットワークのセットアップ用オンラインマニュアルとオペレーティングシステムツールの使い勝手を向上させています。
オペレーティングシステムの新しい機能には、PPPoE (Point-to-Point Protocol over Ethernet) とビルトインファイアウォールのサポートが含まれています。
ネットワークセットアップウィザード
家庭用ネットワークウィザードは Windows Me で最初に導入されました。 家庭用または小企業用ネットワークを簡単にセットアップできるよう、Microsoft
は Windows XP 用により強化されたネットワークセットアップウィザードを開発しました。 このバージョンでは、家庭用または小企業用ネットワークのセットアップにより完全なオンラインマニュアルとサポートを提供しています。
新しいウィザードが次項で説明するパーソナルファイアウォールを自動的に有効にします (「インターネット接続ファイアウォール」
を参照)。