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この付録では、システム基板のジャンパ、背面パネルのI/Oポートとコネクタについて具体的に説明します。また、ジャンパ、割り込み要求(IRQ)の割り当て一覧、メモリマップについての基本情報も提供します。
ジャンパを使用すれば、プリント基板の回路構成を簡単に変更できます。システムを再設定する場合、システム基板のジャンパの設定や、拡張カードかドライブのジャンパの設定を変更しなければならないことがあります。
ジャンパは回路基板上の小さなブロックで、2本以上のピンが出ています。 ワイヤを格納しているプラスチック製プラグが、ピンにかぶせられています。ワイヤは、ピン同士を接続して回路を形成します。
ジャンパの設定を変更するには、ピンから抜いたプラグを、指定のピンに注意深く押し込みます。
| 注意:必ずコンピュータの電源を切ってから、ジャンパの設定を変更してください。電源が入ったまま変更しようとすると、コンピュータを破損したり予期できない結果を招いたりする恐れがあります。 |
1本のピンだけにプラグがかぶせてある場合や、プラグをかぶせていない場合、ジャンパはオープン状態またはジャンパなしといいます。2本のピンにまたがってプラグがかぶせてある場合は、ジャンパありといいます。ジャンパ設定は、通常、1-2のように2つの数字で示されています。番号1は回路基板に印刷されているので、ピン1の位置を基準にして各ピンの番号を識別できます。
図B-1に、システム基板のジャンパブロックの位置とデフォルト設定を示します。システムのジャンパの名称、デフォルト設定、および機能については、表B-1を参照してください。
図 1. システム基板のジャンパ
表 1. システム基板のジャンパ設定
| ジャンパ | 設定 | 説明 | |
|---|---|---|---|
| 550MHZ* | マイクロプロセッサの内部速度が550MHzの場合に設定します。 | ||
| 500MHZ* | マイクロプロセッサの内部速度が500MHzの場合に設定します。 | ||
| 450MHZ* | マイクロプロセッサの内部速度が450MHzの場合に設定します。 | ||
| 400MHZ* | マイクロプロセッサの内部速度が400MHzの場合に設定します。 | ||
| 350MHZ* | マイクロプロセッサの内部速度が350MHzの場合に設定します。 | ||
| 300MHZ | 予約済み(ジャンパプラグを設定しないでください)。 | ||
| TOWER | 予約済み(ジャンパプラグを設定しないでください)。 | ||
| BIOS | 予約済み(ジャンパプラグを設定しないでください)。 | ||
| PSWD | (デフォルト) | パスワード機能を有効にします。 | |
| パスワード機能を無効にします。 | |||
| NICCFG | 予約済み(ジャンパプラグを設定しないでください)。 | ||
* 速度ジャンパピンのうち1つにはジャンパプラグが取り付けられていなければなりません。取り付けられていない場合は、システムは決められた速度で動作しません。 メモ:本表で使用されている略語および頭文字語の正式名については、 用語集を参照してください。 |
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表2に、システム基板とライザボードのコネクタとソケットのラベル、各機能の概要を示します。
表 2. システム基板とライザボードのコネクタとソケット
| コネクタまたはソケット | 説明 |
|---|---|
| AGP | AGPビデオカードコネクタ |
| AUX LED | ハードディスクドライブアクセスインジケータコネクタ |
| BATTERY | バッテリソケット |
| CD-IN | CD-ROMオーディオインタフェースコネクタ |
| DIMM_x | DIMMソケット |
| DISKETTE, DISK2 | ディスケット/テープドライブのインタフェースコネクタ |
| ENET | NICコネクタ |
| FAN | マイクロプロセッサファンコネクタ |
| IDEn | EIDEインタフェースコネクタ |
| ISA1* | ISA拡張カードコネクタ |
| KYBD/MOUSE | キーボードコネクタ/マウスコネクタ(stacked) |
| LAN | Wakeup On LANカードコネクタ |
| LINE-IN | ライン入力ジャック |
| LINE-OUT | ライン出力ジャック |
| MIC-IN | マイク入力ジャック |
| PANEL | コントロールパネルコネクタ |
| PARALLEL | パラレルポートコネクタ(LPT1) |
| PCIn* | PCI拡張カードコネクタ |
| POWER1 | 主電源入力コネクタ |
| SERIAL1/2 | シリアルポートコネクタ(別名はCOM1とCOM2) |
| SLOT1_PRI | プライマリIntel® Pentium® II プロセッサのSECカートリッジコネクタ |
| SLOT1_SEC | セカンダリPentium II プロセッサのSECカートリッジコネクタ |
| USB | USBコネクタ |
| * ISA/PCI3は1つのスロット開口部を共有しているので、使用できるのはこのうちのどちらか一方だけです。 メモ:本表で使用されている略語および頭文字語の正式名については、用語集を参照してください。 |
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コンピュータの背面パネルにあるI/Oポートとコネクタは、キーボード、マウス、プリンタ、モニタなどの外付けデバイスとコンピュータシステムが通信するためのゲートウェイです。コンピュータのI/Oポートとコネクタを、図2に示してあります。
図 2. I/Oポートとコネクタ
2つの内蔵シリアルポートは、背面パネルの9ピンDサブミニコネクタを使用します。これらのポートは、外付けモデム、プリンタ、プロッタ、マウスなど、シリアルデータ転送(1本の線でデータを1ビットずつ送信)を行うデバイスをサポートします。
ほとんどのソフトウェアでは、COM(COMmunicationsの略)に数字を付けてシリアルポートを指定します(COM1やCOM2)。コンピュータの内蔵シリアルポートとして、COM1とCOM2がデフォルトで指定されています。
内蔵パラレルポートは、背面パネルの25ピンDサブミニコネクタを使用します。このI/Oポートは、パラレル形式でデータを送信します(1本のケーブル内の8本の線を通して、8ビットすなわち1バイトのデータを同時送信)。パラレルポートは、主にプリンタで使用します。
ほとんどのソフトウェアでは、LPT(Line PrinTerの略)に数字を付けてパラレルポートを指定します(LPT1など)。コンピュータの内蔵パラレルポートとして、LPT1がデフォルトで指定されています。
ポートの指定を使用する例として、ソフトウェアのインストール手順があります。インストール手順の1つでプリンタ接続用ポートを指定することにより、出力送信先をソフトウェアに指示します(指定を間違えると、プリンタからの印刷ができなかったり、判読不能は出力になったりする原因になります)。
コンピュータシステムには、シリアルポートの自動設定機能が用意されています。この機能があるので、追加する拡張カードのシリアルポートの指定が内蔵ポートの指定と同じでも、カードを再設定する必要はありません。重複するシリアルポートが拡張カードで検出されると、次に使用できるポート指定に内蔵ポートが再マッピング(再割り当て)されます。
新しいCOMポートと再マッピングされたCOMポートは、IRQ設定を次のように共有します。
COM1, COM3: IRQ4 (共有設定)
COM2, COM4: IRQ3 (共有設定)
これらのCOMポートには、次のI/Oアドレスが設定されています。
COM1: 3F8h
COM2: 2F8h
COM3: 3E8h
COM4: 2E8h
たとえば、追加する内蔵モデムカードのポートをCOM1として設定すると、論理的なCOM1はモデムカードのアドレスとみなされます。COM1として指定されていた内蔵シリアルポートは、自動的にCOM3に再マッピングされます。COM3は、IRQ設定をCOM1と共有します(2つのポートでIRQ設定を共有していれば、必要に応じて一方のポートを使用できます。ただし、両方のポートを同時に使用することはできません)。 取り付ける拡張カード(複数でも可)のシリアルポートをCOM1とCOM3に指定して、対応する内蔵シリアルポートを無効にするには「Serial Poirt1とSerial Poirt2」を参照してください。
COMポートが再マッピングされるカードを追加する前に、新しいCOMポート指定にソフトウェアをマッピングできるかどうかを、ソフトウェアの付属マニュアルで確認してください。
自動設定を無効にするには、拡張カードのジャンパかスイッチを設定し直します。そうすれば、カードのポート指定は次に使用可能なCOM番号に変更され、内蔵ポート指定は変更されません。また、内蔵ポートを無効にするには、システムセットアップユーティリティを使用します。拡張カードのマニュアルには、カードのデフォルトI/Oアドレス、許容されるIRQ設定のほか、必要に応じたポートのアドレス変更とIRQの設定変更の手順を示してあります。
内蔵パラレルポートは、セットアップユーティリティで自動設定することができます。パラレルポートを自動設定にしている状態で、ポートがLPT1(IRQ7、I/Oアドレス378h)に設定されている拡張カードを追加した場合、システムは自動的に内蔵パラレルポートをセカンダリアドレス(IRQ5、I/Oアドレス278h)に再マッピングします。セカンダリポートアドレスが使用されている場合は、内蔵パラレルポートは無効になります。詳細については、「Parallel Port」を参照してください。
オペレーティングシステムによるシリアルポートとパラレルポートの処理の概要および詳細については、オペレーティングシステムのマニュアルを参照してください。
ハードウェアの設定を変更する場合、シリアルポートコネクタのピン番号と信号情報が必要になることがあります。図3にシリアルポートコネクタのピン番号を示します。また、表3にシリアルポートコネクタのピン割り当てとインタフェース信号の一覧と定義を示します。
図 3. シリアルポートコネクタのピン番号
表 3. シリアルポートコネクタのピン割り当て
| ピン | 信号 | I/O | 定義 |
|---|---|---|---|
| 1 | DCD | I | データキャリア検出 |
| 2 | SIN | I | シリアル入力 |
| 3 | SOUT | O | シリアル出力 |
| 4 | DTR | O | データ端末レディ |
| 5 | GND | N/A | 信号接地 |
| 6 | DSR | I | データ端末レディ |
| 7 | RTS | O | 送信要求 |
| 8 | CTS | I | 送信クリア |
| 9 | RI | I | リングインジケータ |
| Shell | N/A | N/A | シャーシ接地 |
ハードウェアの設定を変更する場合、パラレルポートコネクタのピン番号と信号情報が必要になることがあります。図4にパラレルポートコネクタのピン番号を示します。また、表B-4にパラレルポートコネクタのピン割り当てとインタフェース信号の一覧と定義を示します。
図 4.パラレルポートコネクタのピン番号
表 4. パラレルポートコネクタのピン割り当て
| ピン | 信号 | I/O | 定義 |
|---|---|---|---|
| 1 | STB# | I/O | ストローブ |
| 2 | PD0 | I/O | プリンタデータビット0 |
| 3 | PD1 | I/O | プリンタデータビット1 |
| 4 | PD2 | I/O | プリンタデータビット2 |
| 5 | PD3 | I/O | プリンタデータビット3 |
| 6 | PD4 | I/O | プリンタデータビット4 |
| 7 | PD5 | I/O | プリンタデータビット5 |
| 8 | PD6 | I/O | プリンタデータビット6 |
| 9 | PD7 | I/O | プリンタデータビット7 |
| 10 | ACK# | I | 肯定応答 |
| 11 | BUSY | I | ビジー |
| 12 | PE | I | 用紙切れ |
| 13 | SLCT | I | 選択 |
| 14 | AFD# | O | 自動紙送り |
| 15 | ERR# | I | ERR# |
| 16 | INIT# | O | プリンタ初期化 |
| 17 | SLIN# | O | セレクトイン |
| 18-25 | GND | N/A | 信号接地 |
ご使用のシステムでは、PS/2(Personal System/2)型キーボードを使用し、PS/2互換マウスをサポートしています。キーボードのケーブルとマウスのケーブルは、コンピュータの背面パネルの6ピンミニDIN(Deutsche Industrie Norm)コネクタに接続します。
PS/2互換マウスは、業界標準のシリアルマウスやバスマウスと同じように動作しますが、専用のコネクタを持っていることから拡張カードを必要とせず、またシリアルポートに接続する必要もありません。マウス内部の回路が、小さなボールの動きを感知して、その方向をコンピュータに送ります。
マウスドライバソフトウェアは、マウスが移動するたびに、IRQ12を発行することでマウスに優先権を与えるようにマイクロプロセッサに指示し、同時に、アプリケーションプログラムにマウスのデータを送ります。
ハードウェアの設定を変更する場合、キーボードコネクタのピン番号と信号情報が必要になることがあります。図5にキーボードコネクタのピン番号を、表5にキーボードコネクタのピン割り当てとインタフェース信号の一覧と定義を示します。
図 5. キーボードコネクタのピン番号
表 5. キーボードコネクタのピン割り当て
| ピン | 信号 | I/O | 定義 |
|---|---|---|---|
| 1 | KBDATA | I/O | キーボードデータ |
| 2 | NC | N/A | 接続なし |
| 3 | GND | N/A | 信号接地 |
| 4 | FVcc | N/A | ヒューズ供給電圧 |
| 5 | KBCLK | I/O | キーボードクロック |
| 6 | NC | N/A | 接続なし |
| シェル | N/A | N/A | シャーシ接地 |
ハードウェアの設定を変更する場合、マウスコネクタのピン番号と信号情報が必要になることがあります。図6にマウスコネクタのピン番号を、表6にマウスコネクタのピン割り当てとインタフェース信号の一覧と定義を示します。
図 6. マウスコネクタのピン番号
表 6. マウスコネクタのピン割り当て
| ピン | 信号 | I/O | 定義 |
|---|---|---|---|
| 1 | MFDATA | I/O | マウスデータ |
| 2 | NC | N/A | 接続なし |
| 3 | GND | N/A | 信号接地 |
| 4 | FVcc | N/A | ヒューズ供給電圧 |
| 5 | MFCLK | I/O | マウスクロック |
| 6 | NC | N/A | 接続なし |
ビデオコネクタについては、ビデオカードに付属の製造元のマニュアルを参照してください。
システムの背面パネルにあるRJ45コネクタ(図7参照)には、UTP(Unshielded Twisted Pair)イーサネットケーブルを接続します。このケーブルは、10BASE-Tと100BASE-TXのネットワークで使用されます。一般的に個別のネットワーク拡張カードが処理する機能は、ネットワークインタフェースコントローラ(NIC)にすべて用意されています。システムをイーサネットのネットワークに接続し、使用できるようにするには、「ネットワークインタフェースコントローラの使い方」を参照してください。
図 7. NICコネクタ
システムに用意された2つUSBコネクタには、USB(Universal Serial Bus)準拠デバイスを接続します。代表的なUSBデバイスは、キーボード、マウス、プリンタ、コンピュータ用スピーカなどの周辺装置です。
| 注意:USBデバイスや各チャンネルで最大電流が500mAを超えるかあるいは、+5Vを消費するUSBデバイスの組み合わせを接続しないでください。この値を超えるデバイスの接続は、USBポートのシャットダウンを引き起こす可能性があります。USBデバイスの最大定格電流に関しては、USBデバイスのマニュアルを参照してください。 |
ハードウェアの設定を変更する場合、USBコネクタのピン番号と信号情報が必要になることがあります。図8にUSBコネクタのピン番号を、表7にUSBコネクタのピン割り当てとインタフェース信号の一覧と定義を示します。
図 8.USBコネクタのピン番号
表 7. USBコネクタのピン割り当て
| ピン | 信号 | I/O | 定義 |
|---|---|---|---|
| 1 | Vcc | N/A | 供給電圧 |
| 2 | DATA | I | データイン |
| 3 | +DATA | O | データアウト |
| 4 | GND | N/A | 信号接地 |
マイクジャック(図9参照)には、標準のPC用マイクを接続できます。マイクのオーディオケーブルを、このジャックに接続してください。マイク入力はモノソースで、最大信号レベルが89 mVrms(millivolts root mean squared)です。
図 9. マイクジャック
ライン出力ジャック(図B-10参照)には、ほとんどのコンピュータスピーカを接続できます。ライン出力ジャックで増幅されるので、アンプ内蔵スピーカは不要です。スピーカのオーディオケーブルを、このジャックに接続してください。
図 10. ライン出力ジャック
ライン入力ジャック(図11参照)には、カセットプレーヤー、CDプレーヤー、VCRなどの録音/再生デバイスを接続できます。録音/再生デバイスのライン出力ケーブルを、コンピュータ背面のライン入力ジャックに接続してください。
図 11. ライン入力ジャック
2つのデバイスが同じIRQラインを使用しようとすると、問題が起きることがあります。このようなコンフリクトを避けるため、取り付け済みの各デバイスに対応したIRQラインのデフォルト設定をマニュアルで確認してください。さらに、表8を参照して、使用可能なIRQラインのいずれかに各デバイスを設定してください。
| メモ:オンボードサウンドおよびNICへの割り込みはシステムBIOSによって割り当てられます。 |
表 8. 割り込みの割り当て
IRQ ライン |
生成素/用途 |
|---|---|
| IRQ0 | システムタイマが生成します。 |
| IRQ1 | キーボードが生成します。 |
| IRQ2 | 割り込みコントローラが内部的に生成します。(IRQ8〜IRQ15が有効になります。) |
| IRQ3とIRQ4 | シリアルポートが生成します。(セットアップユーティリティでEnabledに設定されている場合) |
| IRQ5 | 拡張カードが使用できます。 |
| IRQ6 | ディスケットドライブインタフェースが生成します。 |
| IRQ7 | パラレルポートが生成します。(セットアップユーティリティでEnabledに設定されている場合) |
| IRQ8 | RTCが生成します。 |
| IRQ9 | ACPIが生成します。 |
| IRQ10 | 拡張カードで使用できます。 |
| IRQ11 | 拡張カードで使用できます。 |
| IRQ12 | マウスコントローラが生成します。 |
| IRQ13 | 数値演算コプロセッサが生成します。 |
| IRQ14 | プライマリEIDEインタフェースが生成します。(セットアップユーティリティでEnabledに設定されている場合) |
| IRQ15 | セカンダリEIDEインタフェースが生成します。(セットアップユーティリティでEnabledに設定されている場合) |
| メモ:本表で使用されている略語および頭文字語の正式名については、用語集を参照してください。 | |
MS-DOS®で動作(リアルモード動作)するマイクロプロセッサとプログラムがアドレス指定可能なシステムメモリは、1MB(1024 KB)だけで、コンベンショナルメモリ(ベースメモリともいう)とアッパーメモリに分かれています。1MBを超えるシステムメモリは、拡張メモリと呼ばれ、特殊なメモリ管理ソフトウェアを使用しないと、MS-DOSベースのプログラムで直接アドレスを指定できません。
表9にコンベンショナルメモリ領域のマップを示します。マイクロプロセッサかプログラムがコンベンショナルメモリの範囲にあるアドレスを指定すると、メインメモリにおける物理的なアドレスを指定したことになります。コンベンショナルメモリは、MS-DOSの環境下でマイクロプロセッサかプログラムがアドレスを指定できる唯一のメインメモリです。
表 9. コンベンショナルメモリのマップ
| アドレス範囲 | 用途 |
|---|---|
| 00000h-003FFh | 割り込みベクタテーブル |
| 00400h-004FFh | BIOSデータ領域 |
| 00500h-005FFh | MS-DOSとBASICの作業領域 |
| 00600h-0FFFFh | ユーザメモリ |
| 10000h-1FFFFh | ユーザメモリ |
| 20000h-2FFFFh | ユーザメモリ |
| 30000h-3FFFFh | ユーザメモリ |
| 40000h-4FFFFh | ユーザメモリ |
| 50000h-5FFFFh | ユーザメモリ |
| 60000h-6FFFFh | ユーザメモリ |
| 70000h-7FFFFh | ユーザメモリ |
| 80000h-8FFFFh | ユーザメモリ |
| 90000h-9FBFFh | ユーザメモリ |
| メモ:本表で使用されている略語および頭文字語の正式名については、用語集を参照してください。 | |
表10にアッパーメモリ領域のマップを示します。システム/ビデオBIOS(Basic Input/Output System)などの各種システムデバイスだけに割り当てられるアドレスも含まれています。その他のアドレスは、拡張カードや拡張メモリマネージャ(EMM)で使用できます。マイクロプロセッサかプログラムがアッパーメモリの範囲にあるアドレスを指定すると、該当するデバイスにおける物理的なアドレスを指定したことになります。
表10. アッパーメモリのマップ
| アドレス範囲 | 用途 |
|---|---|
| 0009FC00-0009FFFF | PS/2マウスデータ領域 |
| 000A0000-000BFFFF | ビデオRAM |
| 000C0000-000C7FFF | ビデオBIOS |
| 000C8000-000EFFFF | 使用可能 |
| 000F0000-000FFFFF | システムBIOS |
| 00100000-0010FFEF | ハイメモリ領域 |
| 0010FFF0-1FFFFFFF | 拡張メモリ |
| 20000000-FFFBFFFF | 予約済み |
| FFFC0000-FFFFFFFF | BIOS ROM |
| メモ:本表で使用されている略語および頭文字語の正式名については、用語集を参照してください。 | |