Dell PowerVault 136T SDLT
ライブラリ構成には、少なくとも 1 個のテープドライブが含まれている必要があります。最高 6 個のドライブを含むことができます。Dell PowerVault
136T SDLT ライブラリシステムには、カートリッジ、ライブラリ コントロール
ハードウェア、テープドライブ、およびロボティックシステムが入っています。テープカートリッジは、取り外し可能なマガジンに保存されます。マガジンは、カートリッジを正しい方向でのみ挿入できるように設計されています。テープカートリッジは、一度挿入すると、マガジンが逆さにされたり軽く振られたりしてもテープカートリッジを所定の位置からずらさず、保持できるようになっています。マガジンは、ライブラリの取り付けコラムに一方向のみで挿入できます。
ライブラリのロボティックシステムは、ストレージスロット、テープドライブ、およびメールボックスの間で、カートリッジを移動します。カートリッジのストレージスロットまたはテープドライブ
フィードスロットでの出し入れには、ピッカーが使われます。ピッカー上のバーコード
スキャナがカートリッジまたはスロットを識別します。メールボックスは、ライブラリの操作を中断せずに、Dell PowerVault 136T SDLT
ライブラリにカートリッジを加えたり、削除したりできます。
カートリッジのストレージスロットおよびカートリッジピッカーは、メンテナンスの目的で、Dell PowerVault 136T SDLT
ライブラリの正面ドアを開けてアクセスできます。テープドライブ、供給電源、およびホスト インターフェイス PCBA は、メンテナンスの目的で、Dell
PowerVault 136T SDLT ライブラリの後部からアクセスできます。
ホストから発行される要請により、ライブラリ内でのカートリッジの移動という結果が得られます。発行される主な要請は、カートリッジのテープドライブへの取り付けおよびテープドライブからの取り外し、ライブラリからテープドライブへのインポートおよびテープドライブへのエクスポートです。
ホストには、ライブラリ内のカートリッジの物理的位置の記録があります。また、物理的位置は、ライブラリによって管理されます。各カートリッジには、初回の在庫管理中および随時ライブラリにカートリッジが追加される場合は必ず、マシンまたはオペレーターが読込可能なライブラリ内でのボリュームシリアル番号
(volser) を識別する外部ラベルが必要です。ライブラリでは、カートリッジの volser
に基づいた在庫管理データベース中にカートリッジの物理的位置が保存されます。ライブラリは、カートリッジの移動または使用に関わる操作のホスト要請すべてをそのカートリッジの物理的位置を参照するだけで、実行できます。
ライブラリ内でのカートリッジの移動を要請する以外に、ホストは Dell
PowerVault 136T SDLT ライブラリに保存されているカートリッジに関するステータス、性能、構成、および情報を取得できます。
機能的構成単位
Dell PowerVault 136T SDLT
ライブラリは、以下の機能的構成単位から構成されます。
- ドライブモジュール内のテープドライブ
- ライブラリ コントロール ハードウェア
- カートリッジ ストレージ
- ロボティックシステム
- メールボックス
テープドライブ
Dell PowerVault 136T SDLT
ライブラリは、現在、以下のテープドライブに対応しています。
·
SDLT タイプ ドライブ
テープドライブはすべて、素早く取り外し取付けできるように設計された共通のドライブモジュールにパッケージされています。このドライブモジュールは、修理返品する現場交換ユニット
(FRU) です
ライブラリ コントロール ハードウェア
ライブラリ コントロール
ハードウェアは、ライブラリとオペレーターとの間の交信を含め、Dell PowerVault 136T SDLT ライブラリですべての操作を制御します。ライブラリ
ファームウェアは、Dell PowerVault 136T SDLT
ライブラリの構成、ロボティックシステムの物理的位置、およびカートリッジの在庫管理を作成および維持します。データベースは、ライブラリのコントロールハードウェアのメモリに保存されます。
カートリッジの保存
Dell PowerVault 136T SDLT
ライブラリには、取り付けた任意のテープドライブ以外に、カートリッジ ストレージ スロットがあります。
ストレージスロットの番号付け
各ライブラリエレメントの座標位置 (ドライブのストレージスロット)
の識別には、以下の規則が使用されています。
表 2. ストレージスロットの座標位置
コラムには、メールボックスコラムから時計回りの方向に
1 から 5 までの続き番号が付けられています。各コラム内のマガジンは、上から下へ
A から C と指定されます。 各マガジン内の行には、そのSDLT
メディアタイプについて、上から下へ1から5の番号が付けられます。ドライブのマガジンは、下から上へ
A から F として指定されます。図 3 を参照してください。

図 2. ストレージ コラムの構成および座標系
注:
コラム 2、4、および 5 にある固定スロットには、マガジン指定がなく、必ずゼロ (0) と番号付けされます。したがって、コラム 2
の固定スロットの座標位置は、2 - 0 ("-"はマガジンがないことを示す)となります。 ドライブのコラム (3) は、最高 6
ドライブまで指定できます。マガジンの文字は A から F まで指定できます。
ライブラリ内でメディアを操作するためには、ホストが各動作をソースと宛先の指定を使用して参照する必要があります。これは、ライブラリ内のどのスロットを使用するかを厳密に指定するエレメントのアドレス指定を介して行われます。
次のアドレス指定表は、ライブラリに使用されます。.
表 3. エレメントのアドレス指定
|
スロットタイプ
|
開始アドレス
|
|
ストレージ
|
4096 (0x1000)
|
|
メールボックス
|
16 (0x0010)
|
|
ドライブ
|
256 (0x0100)
|
|
ピッカー
|
1 (0x0001)
|
ロボティックシステム
ロボティックシステムは、ストレージスロット、テープドライブ、およびメールボックスの間におけるカートリッジの移動を識別します。ロボティックシステムには、以下の項目があります。
-
カートリッジピッカーおよびバーコードスキャナの取付け用のピッカーアセンブリ。
-
カートリッジを選択し、ストレージスロット、テープドライブ、またはメールボックスに配置するカートリッジピッカー。
-
カートリッジの外側についているラベルを読み込むバーコードスキャナ。バーコードスキャナは、在庫管理プロセス中、そのライブラリに取り付けられているすべてのカートリッジを見つけて分類するために使用されます。また、バーコードスキャナは、ライブラリに取り付けられているストレージおよびテープドライブのタイプを識別する基準ラベルを読み込むティーチングプロセス中にも使用されます。
-
ピッカーアセンブリを垂直方向に移動する Y 軸ドライブ。
- ピッカーアセンブリを回転位置に移動する X 軸ドライブ。
- ピッカーアセンブリを前後動作で移動する Z 軸ドライブ。
メールボックス
この施設では、ライブラリの通常操作を中断せずに、カートリッジの挿入および取出しを実行できます。メールボックスには、次の 2 つのモデルがあります。
- 標準メールボックスは、容量がカートリッジ 1 個です。
-
オプションのメールボックスは、メールボックスのドアを開けて出し入れできる 2 個のマガジンに含まれる SDLT カートリッジ 10 個、さらに 5 つの
SDLT ストレージスロットがある固定マガジン 1 個の容量があります。
テープカートリッジ
Dell PowerVault 136T SDLT
ライブラリは、SDLT カートリッジの検索、保存、およびコントロールを自動化します。該当するテープドライブタイプをライブラリに取り付ける必要があります。
Dell PowerVault 136T SDLT
ライブラリの各テープカートリッジには、マシンまたはオペレーターが読込可能なライブラリ内でのボリュームシリアル番号 (volser)
を識別する外部ラベルが必要です。外部ラベルは、volser を示す最高 13 文字まで指定できます。 大文字の A~Z まで、および 0~9
までの数を使用できます。
注:
カートリッジ上の外部ラベルは、カートリッジを Dell PowerVault 136T SDLT
ライブラリに識別させるためのものです。ソフトウェアによっては、内部 volser と物理ボリューム上の外部ラベルを同じにする必要があるものがあります。
オプションの機能
Dell PowerVault 136T SDLT
ライブラリのオプション機能は、以下の通りです。
- Dell PowerVault 136T ファイバブリッジ。
- 追加ストレージコラム(各コラムは、最高 3
個までのマガジンに対応できます)。
- 追加の SDLT テープ ドライブモジュール。
- スタンドアロン モデル用キャスター。
- ラック取り付けキット。
- 冗長 DC 供給電源。
目次のページに戻る