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トラブルシューティング: Dell PowerVault 128T テープ ライブラリ ユーザーおよびサービス ガイド

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トラブルシューティング: Dell™ PowerVault™ 128T テープ ライブラリ ユーザーおよびサービス ガイド

  概要
  ライブラリ LED と診断ステータスの使用法
  トラブルシューティング ツリー
  エラー タイプと状態
  ライブラリ LED の解釈
  一般的なトラブルシューティング
  フロント パネルや RMC Web ベースのライブラリ アドミニストレータを使用しないトラブルシューティング
  電源の診断
  ヒューズの診断
  ドライバとファームウェアのアップグレード入手先
  ヘルプの利用


概要


ライブラリ LED によるステータスの診断

LED はステータスおよびエラーの発生を知らせます。ライブラリの LED を使用すると、ライブラリの状態を判断できます (「ライブラリ LED の解釈」を参照)。

すべてのライブラリ カードおよびドライブ モジュールには LED が装備されています。一般的に、電源投入時には黄色の LED が点灯し、電源投入プロセスが完了すると緑色に変わります。ライブラリ カードによっては、このプロセスに数分かかることもあります。

  • フロント パネル LED (図 5 を参照)
  • PowerVault 128T の背面図 (図 6 を参照)
  • リモート管理カード (図 7 を参照)
  • LVDS ライブラリ コントローラ カード (図 8 を参照)
  • ファイバー チャネル コントローラ LED (図 9 を参照)
  • ドライブ モジュール LED (図 10 を参照)

トラブルシューティング ツリー

ユーザーおよびサービスのトラブルシューティング ツリー

図 1. ユーザーのトラブルシューティング ツリー


図 2. サービスのトラブルシューティング ツリー

エラー タイプと状態

ライブラリの使用中に発生し得るエラーは、複数のカテゴリに分けられます。カテゴリ別のトラブルシューティング方法については、このセクションの後半で説明します。

このセクションでは、以下のエラー タイプの相違点を説明します。

図 3. エラー タイプ

回復可能エラー

回復可能エラーとは、ライブラリ操作の再試行によって回避できるハードウェア エラーのことです。

通常、回復可能エラーはユーザーの目にとまることはありませんが、ソフト エラー ログに記録されます。

メイン メニュー -> Information (情報)-> Library Information (ライブラリ情報) -> Soft (Recovered) Error Log (回復可能エラー ログ)

エラーが深刻になるのを未然に防ぐために、回復可能エラー ログを定期的にチェックしてください。コンポーネントに多くのエラーが検出される場合、そのライブラリ コンポーネントに障害が発生する可能性が大きくなります。ライブラリに原因不明の回復不能エラーが検出された場合、回復可能エラー ログをチェックして問題のある箇所の特定に役立てることもできます。

また、回復可能エラーはソフトウェア タイムアウトの原因特定にも利用できます。ホスト コンピュータのバックアップ ソフトウェアでは、各操作に一定の時間しか許可されていません。ライブラリの操作にバックアップ ソフトウェアが指定した時間より長くかかった場合、失敗した操作を再試行したことが理由であると考えられますが、それは回復可能エラーとして記録されます。

注記: 日付と時刻スタンプをエラー解決の手がかりとして利用できます。


一部使用可能状態

ライブラリは一部使用可能状態でも正常に機能しますが、問題を解決する必要はあります。これが起こると、フロントパネルに「Partly Available (一時使用可能)」と表示され、問題が修正されるまで、フロント パネル ディスプレイ下のバーが琥珀色に点灯します。

注記: 一部使用可能状態の一般的な原因は設定にあり、ハードウェアの故障とは限りません。

ホーム画面中央にあるアイコン ボタンは、[Library Status (ライブラリのステータス)] メニューと一部使用可能な項目に関する情報へのショートカットになっています。ライブラリの一部使用可能状態が変わると、このアイコンとステータス バー アイコンが反転表示 (アイコンの背景が黒) されます。これは [Library Status] メニューを表示するとクリアできます。

一部使用可能エラーの詳細を表示するには、以下のメニュー パスでログにアクセスします。

メイン メニュー -> Information (情報)-> Library Information (ライブラリ情報) -> Library Status (ライブラリ ステータス)

一部使用可能状態は、以下の状況のいずれかに起因します。この状況は、ライブラリ フロント パネルまたは RMC Web ベースのライブラリ アドミニストレータ ページに表示されます。

表 1. 一部使用可能の状況

ライブラリ ステータス 原因 対策
Date and time not set フロント パネルの日付と時刻が設定されていません。

日付と時刻を設定します。
(「日付と時刻の設定」を参照)

Drive(s) not present

ライブラリがドライブ モジュールを検出できませんでした。

注記: 通常、このエラーは、ドライブが物理的にライブラリから取り外されたために発生します。また、オンライン ドライブ修復時に一時的に発生することもあります。電源を入れ直している間は、この状態が続きます。

ライブラリにドライブがある場合:

  • ライブラリの電源を切ります。
  • ドライブ モジュールを取り外して、再び取り付けます。
  • ライブラリの電源をオンにします。
  • サービス担当者に連絡してください。
Drive(s) off-line

ドライブが以下の原因によりオフラインになっています。

  • フロント パネル、ホスト コンピュータ、またはライブラリ コントローラからオフラインにした。
  • ドライブが電源投入テストに失敗した。
  • ドライブ モジュール ボードが電源投入テストに失敗した。
  • ドライブとのシリアル通信に失敗した。
  • テープのロード/アンロードに失敗した。
  • ドライブがオンラインになっていることを確認します。オンラインでない場合は、フロント パネルからドライブをオンラインにします。
  • ライブラリの電源を入れ直します。
  • ケーブルの配線と終端を調べます。
  • フロント パネルまたは RMC Web ベースのライブラリ アドミニストレータ ページからエラー ログをチェックして、原因を特定します。
  • サービス担当者に連絡してください。
Drive(s) online pending ドライブが存在し、電源も投入されていますが、ファームウェアが古くなっています。 ドライブ ファームウェアをアップグレードします。
(「ファームウェアのアップグレード」を参照)
Drive firmware mismatch ドライブが存在し、電源も投入されていますが、ファームウェアのリビジョンが違っています。 ドライブ ファームウェアをアップグレードします。
(「ファームウェアのアップグレード」を参照)
Drive(s) needs cleaning 1 台または複数のドライブをクリーニングする必要があります。 ドライブをクリーニングします。
(「ドライブのクリーニング」を参照)
Drive(s) critical error ドライブに深刻な問題が発生しました。
  • フロント パネルまたは RMC Web ベースのライブラリ アドミニストレータ ページからDrive Event Log (ドライブ イベント ログ) を表示して、原因を特定します。
  • サービス担当者に連絡してください。
Drive(s) not on Fibre Channel ドライブがライブラリによって検出されましたが、ほかのどのファイバー チャネル カードもドライブを検出できません。
  • 設定が正しく行われていることを確認します。
  • SCSI ケーブルのピンが折れたり曲がったりしていないことを確認します (標準パフォーマンスのファイバー チャネル コントローラのみ)。
  • すべての SCSI ケーブルをしっかりと接続し、ライブラリを再起動します。
  • 問題が解決しない場合は、SCSI ケーブルを交換します。
  • サービス担当者に連絡してください。
Firmware update needed ライブラリ コンポーネントにほかのライブラリと互換性のないファームウェアがあります。 ライブラリ ファームウェアをアップグレードします。
(「ファームウェアのアップグレード」を参照)
Library fan failure ライブラリ カードのファンが故障しています。
  • ライブラリの電源を入れ直します。
  • サービス担当者に連絡してください。
Magazines(s) missing ライブラリが検出できなかったマガジンがあります。
  • すべてのマガジンがあり、正しく設置されていることを確認します。
Door(s) open 1 つ以上のテープ ドアが開いています。ライブラリ ロボットはドアが閉まるまで動作しません。 ドアが閉まっていることを確認します。
Incompatible magazine(s) マガジンとドライブの互換性がありません。 ドライブの種類に対応したマガジンを使用しているかどうか確認してください。詳細については、『Dell PowerVault 128T テープ ライブラリ ドライブ マニュアル - HP Ultrium』を参照してください。
Mailslot open メールスロットのドアが開いています。ライブラリ ロボットはメールスロットが閉まるまで動作しません。 メールスロットのドアが閉まっていることを確認してください。
RMC not present ライブラリがリモート管理カードを検出できませんでした。
  • ライブラリの電源を入れ直します。
  • サービス担当者に連絡してください。
Front panel not present ライブラリがフロント パネル ディスプレイを検出できませんでした。
  • ライブラリの電源を入れ直します。
  • サービス担当者に連絡してください。
Remote management card failed リモート管理カードが電源投入テストに失敗しました。
  • ライブラリの電源を入れ直します。
  • サービス担当者に連絡してください。
Front panel failed フロント パネル ディスプレイが電源投入テストに失敗しました。
  • ライブラリの電源を入れ直します。
  • サービス担当者に連絡してください。
Fibre Channel controller failed ファイバー チャネル カードが電源投入テストに失敗しました。(通常、LVDS ドライバや HVDS バスのターミネータなどの SCSI バスに問題があることが原因です)
  • ファイバー チャネル カードに適切な SCSI ターミネータとテープ ドライブが接続されていることを確認し、ライブラリをリブートします。
  • ライブラリの電源を入れ直します。
  • サービス担当者に連絡してください。

 

回復不能エラー

修理に関する注記: 回復不能エラー コードの説明は、フロント パネルと「エラー コードおよび修飾子リファレンス」に記載されています。

回復不能エラーが発生すると、フロント パネルにエラーが発生したことが表示され、フロント パネル ディスプレイ下のバーが琥珀色で点灯します。このエラーを解決するまで、ライブラリの操作はできません。

注記: この情報は、回復不能エラー ログの最新項目として記録されます。

回復不能エラー ログを表示して、過去に発生したエラー イベントを調べると、エラー状態の解決に役立つことがあります。このログを表示するには、フロントパネルから下記のメニュー パスでアクセスするか、中央のアイコン ボタンを押します。

メイン メニュー -> Information -> Library Information -> Hard Error Log (回復不能エラー ログ)

注記: 日付と時刻スタンプをエラー解決の手がかりとして利用できます。エラー ログを確認するには、[Older (古い項目)] を選択してエラー履歴を表示し、[Newer (新しい項目)] を選択して最近のエラーを見ます。

問題を解決するには、以下の手順に従います。

  1. エラー メッセージを表示している画面または回復不能ログ[More (詳細)] を選択して、以下のようなエラーの詳細を表示します。
    • 時刻スタンプまたはエラー イベント
    • エラー コード番号
    • 問題の原因となるライブラリ コンポーネント
    • エラー コードの説明
    • 回復の方法
    • エラー タイプの詳細を表すエラー コード修飾子 (「エラー コードおよび修飾子リファレンス」を参照)
    • 工場での診断に使用されるシーケンス番号
  2. 後で参考に使えるように、この画面の情報をすべて記録しておきます。
  3. [More] を選択します。この画面と以降の画面に表示された推奨処置のリストを記録します。情報を取得するには、回復不能ログの最新のエントリを調べます。
  4. 指示された順序で操作を実行します。問題が特定されるまで、順に処置を実行していきます。
  5. フロント パネル ディスプレイに表示されたすべての推奨処置を実行しても問題が解決しない場合は、サービス担当者に連絡してください。
  6. サービス担当者用:[More] を選択します。FRU (現場で交換可能な装置) が記載されている場合はそれをメモします。

修理に関する注記: 組み立ての障害でエラーが発生する場合は、交換可能な FRU を最大 3 台までリストできます。FRU 交換リスト、エラー コード修飾子、診断テスト、およびシーケンス番号を併用して問題を識別する必要があります。FRU 交換リストは参考としてのみ使用してください。ほとんどの場合、リストの最初に記載される FRU は、エラーの原因となる FRU です。最初の FRU をテストしてから、次のものを交換してください。

2 番目または 3 番目の FRU で問題が修復される場合は、先に交換した FRU が不良であることをテストで証明してください。不要な FRU を元に戻します。

Failed 状態のクリア

フロント パネル ディスプレイのステータスバーには、ログにエントリが記録される原因となったドライブやライブラリの障害が反転表示 (背景が黒) のアイコンで表示されます。これをクリアするには、ホーム画面中央にあるボタンを選択して、[Library Hard Error Log (ライブラリ回復不能エラー ログ)] 画面または [Drive Log (ドライブ ログ)] 画面を表示します。

ライブラリの反転表示アイコンは、ライブラリの一部使用可能状態が変わった場合にも表示されます (「一部使用可能状態」を参照)。このアイコンは、[Library Status (ライブラリ ステータス)] メニューを表示すると、クリアできます。

ライブラリで回復不能エラーが報告された場合、フロント パネル ディスプレイのライブラリ ステータス アイコンが [Failed (失敗)] に設定されます。この状態は、以下のいずれかの方法でクリアして、「Healthy (正常)」または「Partly Available (一時使用可能)」に変更できます。

  • Recalibrate Library (ライブラリの再キャリブレーション) テストを実行する
  • Clear Hard Log (回復不能ログのクリア) を実行する - Service (サービス) メニューからのみアクセス可能

    修理に関する注記: Clear Hard Log 機能はエラー ログをクリアし、Service メニューからのみアクセスできます。このテストを実行する前に、必ずエラー ログの情報を記録しておいてください。

  • ライブラリの電源を入れ直す

ホスト ソフトウェアおよびメディア関連のエラー:

ライブラリの動作は、ほかのいくつかのコンポーネントの影響も受けます。ライブラリが原因と思われたエラーも、実はホスト、ネットワーク、またはバックアップ ソフトウェアのエラーによるものである場合が多くあります。ライブラリのトラブルシューティング時には、これらのコンポーネントを分離していく必要があります。

以下のトラブルシューティング手順によって、エラーがライブラリのハードウェア、ホスト、あるいはバックアップ ソフトウェアによるものか判断してください。媒体エラーのトラブルシューティングには、リモート管理カードを使用してください (「リモート管理カードの使用」を参照)。

図 4. ホスト ソフトウェアと媒体のエラー

バックアップ ソフトウェアのエラー: サービス担当者

ドライブやスロットをライブラリに追加インストールした場合は、ソフトウェア アプリケーションを設定し直すか、場合によっては、再インストールする必要があります。また、バックアップ ソフトウェア アプリケーションによっては、ストレージ スロットやドライブの数を増やすと、アドオン コンポーネントやライセンスを追加購入する必要があります。

詳細については、ソフトウェア アプリケーション ベンダにお問い合わせください。新しくインストールしたスロットやドライブをバックアップ ソフトウェア アプリケーションが認識しない場合も、ソフトウェア アプリケーション ベンダにお問い合わせください。

ライブラリ製品自体はライブラリ ベンダがサポートしていますが、ソフトウェア製品はすべてそれぞれのソフトウェア ベンダがサポートしています。ソフトウェア ベンダに問い合わせる場合は、以下の情報が必要になります。

  • お名前と電話番号
  • 製品名、リリース番号、オペレーティング システム、ビルド番号、シリアル番号
  • 報告されたエラー メッセージの詳細なリスト
  • 問題に関連する設定ファイルとログ ファイル
  • スクリーン ショット(可能な場合)
  • その問題を再現する方法の説明 (可能な場合)
  • 問題に関連すると思われるイベント (以下はその例)
    • オペレータの最近のアクション
    • ソフトウェアやシステムの最近のイベント
    • コンピュータ システム、ソフトウェア、ネットワーク環境の最近の変化

ドライブやスロットをライブラリに追加インストールした場合は、ソフトウェア アプリケーションを設定し直すか、場合によっては、再インストールする必要があります。また、バックアップ ソフトウェア アプリケーションによっては、ストレージ スロットやドライブの数を増やすと、アドオン コンポーネントやライセンスを追加購入する必要があります。詳細については、ソフトウェア アプリケーション ベンダにお問い合わせください。新しくインストールしたスロットやドライブをバックアップ ソフトウェア アプリケーションが認識しない場合も、ソフトウェア アプリケーション ベンダにお問い合わせください。

ドライブ媒体のエラー: サービス担当者

ほとんどのソフトウェア エラーは読み取り、書き込み、および検証タイプのエラーです。ライブラリはこのようなエラー タイプをフロント パネルに表示しないため、エンド ユーザーが最初に気付くのは、ソフトウェアでの媒体の読み取り、書き込み、検証の問題です。これらのエラーは、媒体やドライブの損傷によって生じる場合があるため、問題のある媒体またはドライブを特定することが大切です。

問題の範囲を最も簡単に評価する方法は、リモート管理カードまたはライブラリのドライブ/媒体ログの利用です。このログには、テープ アラート イベント、読み取り、書き込み、検証エラーを始めとするドライブ/媒体の最近のイベントが 100 件記録されています。また、イベントに関連したドライブとテープも一覧になります。ドライブはドライブ番号、テープはバーコード番号またはスロットの位置から識別されます。

表 2. ドライブと媒体の問題
問題のあるドライブ/媒体 考えられる原因
任意のテープとドライブ 1 台 ドライブにエラーが生じた可能性があります。
テープ 1 個と複数のドライブ

テープが損傷しています。

複数のテープとドライブ 1 台

ドライブのエラー、認定またはサポートされていない媒体、または古い媒体が原因です。媒体のブランドと種類、およびドライブのエラー ログを調べてください。

複数のテープと複数のドライブ 認定またはサポートされていない媒体が原因です。媒体のブランドと種類、およびドライブのエラー ログを調べてください。
すべてのテープとすべてのドライブ 原因不明です。場合によっては、ISV との共同トラブルシューティングが必要になります。

ライブラリ LED の解析

LED はステータスおよびエラーの発生を知らせます。ライブラリのステータスは ライブラリ LED で判断してください。

すべてのライブラリ カードおよびドライブ モジュールには LED が装備されています。一般的に、電源投入時には黄色の LED が点灯し、電源投入プロセスが完了すると緑色に変わります。ライブラリ カードによっては、このプロセスに数分かかることもあります。

フロント パネルの表示の下の LED バー はライブラリのアクティビティを示します。

図 5. フロント パネル LED
緑色 ライブラリがレディおよびアイドル状態にあります。
点滅する緑色 ライブラリまたはドライブがアクティブ状態にあります。
琥珀色 ライブラリが一部使用可能およびアイドル状態にあります。
点滅する琥珀色 ライブラリの障害。

注記: 図 5 はライブラリの背面図です。続いて LED の詳細図を示します。
図 6. PowerVault 128T テープ ライブラリの背面図
1 空きスロット
2 リモート管理カード
3 ライブラリ コントローラ カード
4 ファイバー チャネル コントローラ
図 7. リモート管理カード LED
1) 準備完了 LED
説明
黄色 電源投入中、電源投入テストに失敗、または動作中に致命的エラーを検出。
緑色 カードが電源投入テストに合格。カードが準備完了。
2) リンク LED
説明
緑色 有効なネットワーク接続。
3) アクティビティ LED
説明
点滅する緑色 カードのイーサネット ポートによる転送アクティビティを示す。
図 8. LVDS ライブラリ コントローラ カード LED
1) コントローラ LED
説明
点滅する緑色 コントローラにファームウェアが必要。
黄色 電源投入プロセス中。
点滅する黄色 コントローラが電源投入テストに失敗。
緑色 コントローラが電源投入テストに合格。
2) SCSI LED
説明
緑色 バスが接続されていないか、低電圧ディファレンシャル SCSI バスが接続されている。
点滅する緑色 シングルエンド SCSI バスが接続されている。SCSI パフォーマンスが低下。
黄色 高電圧ディファレンシャル SCSI バスが接続している。エラー。
図 9. ファイバー チャネル コントローラ LED
1) アクティビティ LED
説明
点滅する緑色 ファイバー チャネル コントローラによる転送アクティビティ。
2) リンク LED
説明
有効なファイバー チャネル接続。
黄色 ファイバー チャネル コントローラのリセット中。
オフ ファイバー チャネルが未接続。
3) 準備完了 LED
説明
黄色 ファイバー チャネル コントローラがリセット中、電源投入テストに失敗、または動作中に致命的エラーを検出。
緑色 ファイバー チャネル カードが電源投入テストに合格。コントローラの準備完了。
点滅する緑色 SCSI ポートが 1 つ故障。
4 (バス 1) および 5 (バス 2) SCSI バス LED
説明
緑色 SCSI バスが動作中。
黄色 SCSI バスが動作していない、または一部使用可能。
点滅する緑色 SCSI バスによる転送アクティビティ。
図 10. ドライブ モジュール LED
1)
黄色
2)
緑色
説明
オフ オン ドライブがオンラインで使用可能。
点滅 オフ ドライブがオフラインで交換可能。
オン 点滅 ドライブをオンラインに切り換え中。
点滅 オン ドライブがオフラインで内部通信が切断。
オン オン ドライブ モジュール コントローラをリセット中。
オン オフ 電源投入テスト進行中。
点滅 オフ ドライブ モジュールが電源投入テストに失敗。
表 3. トランスポート (ピッカーはトランスポート アセンブリの 1 コンポーネント) 電圧 LED (LED の位置は 図 11 の (1) を参照)
緑色 黄色 赤色 説明
オフ オフ オフ 電圧なし。
オン オフ オフ 11.2 ボルト以上。
オン オン オフ 10.5 ボルト以上。
オン オン オン 10.5 ボルト未満。
図 11. トランスポート (ピッカーはトランスポート アセンブリの 2 コンポーネント) (LED の位置は 図 11 の (2) を参照)
緑色 黄色 説明
オフ オン 電源投入、最初の通信を待機中。
オン オフ 電源投入、最初の通信は良好。
点滅 オフ バーコード スキャン中。
オフ 点滅 ピッカー コントローラが電源投入テストに失敗。
オン オン トランスポート コントローラがブート モード。

一般的なトラブルシューティング

このセクションでは、一般的なライブラリの問題のトラブルシューティングに関する情報を説明します。ホストやアプリケーション ソフトウェアの問題については、各ホスト システムのマニュアルとアプリケーション ソフトウェアの説明書を参照してください。それでも問題が解決しない場合は、サービス担当者に連絡してください。

注意: 電源を入れ直す場合は、事前にシステム管理者に相談してください。アクティブなデバイスが SCSI バスやファイバー チャネル ループに接続している状態では、電源を入れ直さないように注意してください。SCSI バスやファイバー チャネル ループがアクティブな状態で電源を入れ直すと、データが消失したり、ホスト システムがハングアップすることがあります。
表 4. トラブルシューティング表
問題 対策
電源
ライブラリに電源投入できない。
  • 電源ケーブルのすべての接続を調べます。
  • 電源 (スタンバイ) スイッチがオンになっていることを確認します。
  • すべての電源コンセントが通電していることを確認します。ほかの電源コンセントを試してみます。
  • ライブラリ背面にある LED がオンになり、ファンが回転し、ライブラリが通電していることを確認します。
  • 電源コードを交換します。
  • サービス担当者に連絡してください。
電源投入テストに失敗。フロント パネル ディスプレイにエラー メッセージが表示される。
  • ライブラリ フロント パネルから回復手続きを行います。
  • エラーコードおよびエラーコード修飾子を覚えておきます。
  • サービス担当者に連絡してください。
テープがドライブ内にあるときにライブラリの電源が切れ、電源が回復してもレディ状態に戻らない。
  • ライブラリ背面にある LED がオンになっているか、またファンが回転していることを確認します。
  • ライブラリの電源を入れ直します。
  • サービス担当者に連絡してください。
ディスプレイにメッセージが表示されない。
  • 電源コードが接続されていることを確認します。
  • 電源スイッチが入っていることを確認します。
  • ライブラリ背面にある LED がオンになり、ファンが回転していることを確認します。
  • ライブラリの電源を入れ直します。
  • Web からライブラリにアクセスしてみます。
  • サービス担当者に連絡してください。
テープの動作
マガジンを挿入した後、またはテープをロードした後で、エラー メッセージが表示される。
  • マガジン内にテープが正しく挿入されていることを確認します
  • 正しい種類のテープを使用しているか確認します。(『Dell PowerVault 128T テープ ライブラリ ドライブ マニュアル - HP Ultrium』を参照してください。)
ドライブ内でテープが動かなくなった。
  • ライブラリの電源を入れ直して、ライブラリ フロント パネルからテープをもう一度取り出してみます。
  • バックアップ ホスト ソフトウェアがスロットを予約していないか確認します。バックアップ ソフトウェアの予約がキャンセルされている必要があります。
  • 詳細については、『Dell PowerVault 128T テープ ライブラリ ドライブ マニュアル - HP Ultrium』を参照してください。
  • サービス担当者に連絡してください。
テープをドライブにロードできない。

テープの種類がドライブの種類に合っていることを確認してください。

トランスポート内でテープが動かなくなった。
  • Recalibrate Library テストを実行します。
  • ライブラリの電源を入れ直します。
  • サービス担当者に連絡してください。
ストレージ スロット内でテープが動かなくなった。
  • フロント パネル ディスプレイを確認し、該当するドアを開けます。ドアを外向きにスライドさせてマガジンを取り外します。
  • テープを取り出します。
  • マガジンを再び挿入します。
  • マガジンが破損している場合は、サービス担当者に連絡してください。

トランスポートの位置がずれている。

トランスポートがテープを受け取らない。

テープ/ドライブ/トランスポートの位置がずれている。

  • Recalibrate Library テストを実行します。
  • 正しい種類のテープを使用しているか確認します。詳細については、『Dell PowerVault 128T テープ ライブラリ ドライブ マニュアル - HP Ultrium』を参照してください。
  • サービス担当者に連絡してください。
媒体
クリーニングまたはデータ カートリッジとドライブの互換性がない。 ドライブと互換性のあるクリーニングまたはデータ カートリッジを使用していることを確認します。 詳細については、『Dell PowerVault 128T テープ ライブラリ ドライブ マニュアル - HP Ultrium』を参照してください。
Ultrium カートリッジ メモリの問題
書き込み可能の新しいデータ カートリッジをドライブが受け付けない。 データ カートリッジを交換します。
書き込み禁止の新しいデータ カートリッジを複数の正常なドライブが受け付けない。 データ カートリッジを交換します。
データが書き込まれ、書き込み可能のデータ カートリッジをドライブが受け付けない。 カートリッジ メモリが故障しているか、損傷しています。テープを書き込み禁止にし、カートリッジからデータを回復して、カートリッジを交換します。
接続
ドライブの SCSI ID を変更したが、ホスト コンピュータが新しい ID を認識できない。
  • 同じバス上の SCSI デバイスすべてに異なる ID が割り当てられているか確認します。
  • ホストを再起動します。
  • どれを選択しても SCSI の ID が 5 のままの場合、ドライブとライブラリ間の通信に問題があります。サービス担当者に連絡してください。
ホストがライブラリを検出しない。
  • HBA の種類がライブラリの種類 (LVDS) と一致するか確認します。
  • ライブラリがターミネートされているか、ケーブルが正しく接続されているか確認します。
  • ターミネータとライブラリ (LVDS) に互換性があるか確認します。
  • ライブラリがオペレーティング システムで認識されているか確認します。
  • バックアップ ソフトウェアとライブラリに互換性があるか確認します。
  • デバイスが正しく取り付けられ、設定されているか確認します。
  • ライブラリの電源を入れ直して、ホストの電源をオフにします。ライブラリの電源投入プロセスが完了してから、ホストに電源を入れます。
  • SCSI ID の競合を確認します。
  • ファイバー チャネルを使用する場合、正しい順序 (スイッチ、ハブ、ライブラリ、ホスト) でデバイスの電源をオンにするように注意します。
  • サービス担当者に連絡してください。
ネットワークの監視
RMC Web ベースのライブラリ アドミニストレータ インタフェースで Web ページのアップデートが遅い、または表示がはっきりしない。
  • コンピュータの画面設定を調べます。推奨する設定は、解像度 800 x 600、カラー パレット 65535 色以上です。
  • ページの表示をより高速にするには、ブラウザ オプションの接続/詳細設定ページで、除外するドメインを登録し、ローカル アクセスでプロキシをバイパスするように設定します。
  • ブラウザのキャッシュ オプションをチェックして、ブラウザが一番新しいページを検索するようにします。
RMC Web ベースのライブラリ アドミニストレータ インターフェースをうまくナビゲートできない。 ナビゲートするときに、ブラウザの [戻る] または [進む/次] ボタンを使用せずに、実際のインタフェース ページにある TAB キーやボタンを使用します。
ライブラリのパフォーマンス
HP-UX ホストの反応が遅い、またはライブラリ接続後にクラッシュする。
  • ホストバス上のすべてのデバイスの SCSI ID を調べて、競合がないことを確認します。
  • バックアップ ソフトウェアに SCSI ID の順序に関する必要条件がないか確認します。
  • サービス担当者に連絡してください。
ライブラリが効率的にデータをバックアップしない。
  • ホスト コンピュータからネットワーク帯域幅を確認します。
  • ドライブが汚れていないことを確認します。
  • 新しいテープを使用します。性能の低いテープを使用すると、テープの劣化箇所に再アクセスが必要なため、パフォーマンスに影響を与えます。
  • バックアップ ソフトウェアが最大限のスループットを実現できるよう、固定長レコード (またはブロック) が使用されていて、レコード サイズが小さく設定されていないことを確認します。
  • データが圧縮されていることを確認します。
  • ファイルのサイズを確認します。ファイルサイズが小さいと、パフォーマンスに影響を与えます。
操作
管理メニュー パスワードを忘れた。 サービス担当者に連絡してください。
内部テスト サイクルを中止する必要がある。 [STOP (停止)] を押します。現行テスト ループが完了した後、テストが停止します。現行のテスト ループ完了に数分かかることがあります。
テープに書き込むことができない。
  • 書き込み禁止タブが書き込み可能状態にセットされていることを確認します。
  • バックアップ ソフトウェアの上書き禁止設定がオンになっていないか確認します。
  • ホスト デバイスのファイル システム アクセス許可を調べます。
  • 正しい種類のテープを使用していることを確認します。詳細については、『Dell PowerVault 128T テープ ライブラリ ドライブ マニュアル - HP Ultrium』を参照してください。
  • ドライブ ログと媒体ログを確認します。
  • 新しいテープを使用します。

注意: トラブルシューティング時、問題のあるテープを別のドライブに挿入しないでください。問題のあるテープがドライブに損傷を与えることがあります。

クリーニング
新品のデータ カートリッジを使用したときに、ドライブのクリーニング アイコンが表示される。
  • ドライブに推奨されているクリーニング カートリッジを使用しているか確認します。詳細については、『Dell PowerVault 128T テープ ライブラリ ドライブ マニュアル - HP Ultrium』を参照してください。
  • 湿った布でデータ カートリッジの外側を拭きます。
  • ドライブ クリーニング手順に従って、ドライブをクリーニングします。
  • 短期間内に再びこのアイコンが表示されるときは、データ カートリッジを交換してください。
クリーニング メッセージが繰り返し表示される。
  • ドライブに推奨されているクリーニング カートリッジを使用しているか確認します。詳細については、『Dell PowerVault 128T テープ ライブラリ ドライブ マニュアル - HP Ultrium』を参照してください。
  • クリーニング カートリッジを新品と交換します。
  • 特定のデータ カートリッジ使用時にメッセージが再び表示される場合は、以下の操作でそのデータ カートリッジが読み取り可能になるかどうか確認します。
    • エラー メッセージをクリアする
    • テープをもう一度読み取らせる
  • データ カートリッジを読み取ることができる場合は、別のカートリッジにデータをバックアップし、傷んだテープを捨ててください。
クリーニング カートリッジをロードできない。
  • ドライブに推奨されているクリーニング カートリッジを使用しているか確認します。詳細については、『Dell PowerVault 128T テープ ライブラリ ドライブ マニュアル - HP Ultrium』を参照してください。
  • RMC Web ベースのライブラリ アドミニストレータ ページにアクセスして、ドライブ媒体ログを調べます。
  • サービス担当者に連絡してください。
フロント パネル ディスプレイ
フロントパネル ディスプレイが動作しない。
  • ライブラリの電源を入れ直します。
  • リモート管理カードを使用してライブラリにアクセスしてみます。
  • ホスト コンピュータからライブラリにアクセスしてみます (ライブラリの設定によってSCSI またはファイバー チャネル)。
  • サービス担当者に連絡してください。
フロント パネルのソフト キーが動作しない。
  • ライブラリの電源を入れ直します。
  • リモート管理カードを使用してライブラリにアクセスしてみます。
  • ホスト コンピュータからライブラリにアクセスしてみます (ライブラリの設定によってSCSI またはファイバー チャネル)。
  • サービス担当者に連絡してください。
フロント パネルのドアに鍵をかけなければならないが、キーをなくしてしまった。 フロント パネルのドアを交換します。キーはドアの FRU と一緒に出荷されます。
ファームウェア:認定サービス担当者のみ

リモート管理カードを使ってファームウェアをダウンロードできない。

修理に関する注記: このプロセスは資格のあるサービス担当者のみが行ってください。

ダウンロードに数分かかることがあります。プロセス中にダウンロードを中止しないでください。ハッシュ マークはダウンロードのステータスを示しています。ただし、最初の 40 秒間はステータスが表示されません。

FTP ダウンロードに失敗した場合、ほとんどの FTP クライアントは「Error in Input File (入力ファイルのエラー)」と報告します。このメッセージは FTP プロトコルの一部でファイルそのものではありません。[put] コマンドをもう一度試してください。

  • ホストまたはホスト ソフトウェアが SCSI を介してライブラリを予約していないか確認してください。
  • FTP の手順に従って、ファームウェアをダウンロードします。
  1. ブラウザのインタフェースを閉じます。
  2. ライブラリの電源を入れ直します。
  3. DOS プロンプトで次のようにタイプします。
    ftp
    [カードの IP アドレス]
  4. DOS プロンプトで次のようにタイプします。
    download
  5. パスワードのプロンプトで、管理者パスワード (ライブラリに使用するパスワードと同じ) を入力します。
  6. ftp プロンプトで次のようにタイプします。
    bin
  7. ftp プロンプトで次のようにタイプします。
    hash (ハッシュ マークは ftp のダウンロード ステータスを示します)
  8. ftp プロンプトで次のようにタイプします。
    put [ファームウェア ファイルのパス名] /firmware/chunker
  9. ダウンロードが完了し、プロンプトが再び表示されたら、次のようにタイプします。
    bye
  10. 新しくダウンロードしたファームウェアを使用して、ライブラリが自動的にリブートします。このプロセスには数分かかります。

サービス担当者用

フロント パネルや RMC Web ベースのライブラリ アドミニストレータを使用しないトラブルシューティング

このセクションでは、以下の項目について説明しています。

  • 主要診断
  • LED 診断
  • 電子診断
  • 電源診断
  • ヒューズ

ライブラリ フロント パネル、リモート管理カード、SCSI インタフェースなどのライブラリ インタフェースが使用できない場合は、以下のページの診断ツリーを使ってください。これらの診断ツリーが必要になることは稀です。この製品は自動診断とエラー報告の手段を複数備えています。先へ進む前に、これらのオプションをすべて試してください。

ライブラリのインタフェースを使用せずに診断する必要が生じた場合は、以下を試してください。

  • 次のページの診断ツリーを使用する場合は、障害状態が変わるような変更を加えるたびに最初から開始してください。変更を加えても装置が同じ障害状態にある場合は、診断ツリーの次のセクションに進んでください。
  • 可能な場合は、部品を交換する前にライブラリに最新のコードがあることを確認してください(「ファームウェアのアップグレード」を参照)。
  • 取り外しと交換」の説明に従って部品を交換します。
  • 部品を交換する際は、基本的な静電気放電の防止対策に従ってください。
  • 電気コンポーネントを取り外したり追加したりする前にライブラリの電源を切ってください。
  • カード、トランスポート アセンブリ、ドライブ モジュールなどを交換する場合は、常に最新のファームウェアをライブラリにダウンロードしてください (「ファームウェアのアップグレード」を参照)。
  • テープのドアには鍵をかけることができます。ソレノイドに関連した問題を診断するときは、ドアの鍵を解除してください。
  • すべてのカードが適切なスロットに入っていることを確認します。
  • 診断過程でライブラリ コントローラを交換した場合は、それが故障部品であったことを確認してください。そうでない場合は、顧客独自の設定が維持されるように、元のライブラリ コントローラに交換してください。
  • 診断中にコンポーネントを交換し、故障していないと判断した場合は、必ず元のコンポーネントをライブラリに戻してください。
図 12. 主要診断ツリー
注記: 診断中にコンポーネントを交換し、故障していないと判断された場合は、必ず元のコンポーネントをライブラリに戻してください。
図 13. LED 診断ツリー
 
図 14. 電子診断ツリー

サービス担当者用

電源診断

ライブラリ内の配電の問題は診断が複雑になりがちです。次のステップは、電源に関連するほとんどの問題を解決できるアプローチであり、以下のライブラリ診断によって既に問題の修正が試みられたことを想定しています。

  • すべての電源コードがライブラリと電源用コンセントに接続し、コンセンが十分通電していることを確認します。
  • ライブラリをスタンバイ スイッチからオンにし、故障していないことを確認します。前面のスタンバイ スイッチは ONSTANDBY の位置に動かすとカチッと留まります。
  • スタンバイ スイッチを ON の位置にしたときに電源ファンがまったく動かない場合は、以下を実行してください。
    1. 電源を交換します。
    2. それで問題が解決しない場合は、スタンバイ スイッチ アセンブリを交換します。
    3. それでも問題が解決しない場合は、マザーボードを交換します。
  • 電源ファンがわずかに動いて止まる場合は、停止させるような状態を電源が検知したためです。ライブラリ内のそのレベルでショートしていることが考えられます。
    1. ドライブ モジュールを取り外します。
    2. マザーボードから変換フレーム アセンブリに接続している電気ケーブルを外します。
    3. この状態で電源を入れたときに電源ファンが回転する場合は、カード、ドライブ モジュール、電気ケーブルなどをライブラリに戻し始めると、この中のいずれかのコンポーネントが電源供給を阻止します。
    4. 問題のコンポーネントを交換します。
    5. カードを取り出した後、ドライブ モジュール、電気ケーブル、電源装置にまだ電気が来ない場合は、マザーボードと電源装置側のソレノイド/センサー ケーブル アセンブリのフロント パネル ケーブルを外します。
    6. この状態でも電源装置が通電していない場合は、中間ケーブル コネクタの非電源装置側のソレノイドを外します。マザーボードからケーブル アセンブリを外さないでください。これを行うと、電源スイッチも切断されてしまいます。これで問題が解決した場合は、ソレノイド アセンブリを交換します。
    7. それでも問題が解決しない場合は、マザーボードを交換します。その他の場合は、ケーブルを再び接続して障害の原因になっているケーブルを見つけ、そのケーブルを交換します。
注記: 診断中にコンポーネントを交換し、故障していないと判断した場合は、必ず元のコンポーネントをライブラリに戻してください。

サービス担当者用

ヒューズの診断

ライブラリには多数のヒューズがあり、現場で交換できるものはありません。カード ケージ基板のヒューズのほとんどは、基板に問題がある場合にのみ開きます。したがって、ヒューズが飛んだ場合は、カード全体を交換すると問題が解決します。ただし、これには以下のような例外があるため注意が必要です。

ヒューズ異常の例外

  • ライブラリ コントローラには、テープ ドアとメールスロットのソレノイド用に 12 ボルトのドライバが含まれています。ロジックはすべて 5 ボルトで動作するため、この 12 ボルトのヒューズが開いている場合でも LED が緑色になって基板に電源が入ります。ソレノイドがショートしたり、ソレノイド ケーブルが損傷してシャーシと接触した場合は、基板の 12 ボルトのヒューズが開きます。ライブラリ コントローラを交換したときも、新しい基板上の 12 ボルトのヒューズが開きます。
    • 問題を特定せずに基板を交換し続けることは避けてください。ソレノイドがすべて機能しているかどうか確認してください。ソレノイドが閉じる音を聞き、電源投入後に引き出しを開けてみます。引き出しに鍵をかけずに、ライブラリの電源が切れたときに開けられる状態にしておきます。ソレノイドが両方ともアクティブにならない場合は、開いているヒューズが問題だと見なし、ソレノイドとセンサー ケーブルのアセンブリを両方とも交換してから、基板を交換します。
    • ソレノイドの一方のみが稼動する場合は、ヒューズに問題はありません。故障しているソレノイド ケーブル アセンブリだけを交換します。
  • フロント パネルはライブラリ コントローラとフロント パネルの両方にヒューズが取り付けられています。
    • ショートがフロント パネル基板で起きた場合は、フロント パネル アセンブリを交換して問題を修正してください。
    • その他の場所でショートが起きた場合は、ライブラリ コントローラのヒューズが開きます。フロント パネルの電源はライブラリ コントローラからマザーボード、そしてフロント パネル ケーブルへと流れます。
    • フロント パネルの電源がマザーボードのいずれかの接地でショートした場合は、ライブラリ コントローラのヒューズが開きます。マザーボードからライブラリ前面にかけて配線されているフロント パネル ケーブルが接地でショートした場合は、ライブラリ コントローラのヒューズが開きます。ライブラリ コントローラはこれらの障害を検知せずに、正常に動作を続けます。フロント パネル ケーブルは交換が難しいため、問題が別のアセンブリではないか慎重に判断する必要があります。
注記: ライブラリ コントローラは変更が行われるたびに交換しなければならないため、ショートの問題を解決するには、複数のライブラリ コントローラを交換する必要があります。

ドライバとファームウェアのアップグレード入手先

オペレーティング システムや個々のソフトウェア ベンダのドライバおよびファームウェアのアップグレードについては、http://support.dell.com を参照してください。


ヘルプの利用

この文書のトラブルシューティングの手順で問題が解決しない場合は、Dell Computer Corporation のテクニカル サポートに連絡してください (Dell システム説明書の「Getting Help (ヘルプの利用) を参照」)。Dell の保証については、システムの説明書を参照してください。


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